時事通信配信記事 2006年10月6日付 教育会議、10日に閣議決定=来週中にも会合 政府は5日、内閣の最重要課題である教育再生の具体策を検討する「教育再 生会議」の設置を10日に閣議決定する方針を固めた。来週中にも初会合を開 く予定。政府筋が明らかにした。 公明党が求めていた同会議への参加については、同党の池坊保子文部科学副 大臣が出席することになった。 同会議座長には、ノーベル化学賞受賞者の野依良治・理化学研究所理事長が 内定。委員は有識者10人程度で、門川大作・京都市教育委員会教育長が固まっ たほか、葛西敬之・JR東海会長、池田守男・資生堂相談役らを起用する方向 で調整している。 同会議の設置は、官邸主導で教育改革を進めるのが狙い。安倍晋三首相が唱 える公教育の再生に向けて、学校評価制度の導入などが議題になる見通し。教 育再生を担当する山谷えり子首相補佐官は、年明けに中間報告、来年3月まで に最終報告をまとめる意向だが、文部科学省との主導権争いも予想される。 (了) |