『日刊工業新聞』2006年10月5日付

宇都宮大学、東電とエネルギーの効率利用で産学連携

 【宇都宮】宇都宮大学と東京電力は4日、産学連携協定書を締結した。エネ
ルギーの効率的な利用をテーマとし、電気の要素技術の実用化、新たな活用な
どに取り組む。 研究成果は地元企業の新事業の育成、省エネルギー、環境負荷
の低減につなげる考え。 06年度に詳細を詰め、07年度からテーマごとの研
究開発をスタートする。

 宇都宮大学の菅野長右エ門学長は「研究開発や人材交流を通じて電気を利用
したエネルギー活用を活発化したい」と抱負を語った。 一方、東京電力栃木支
店の大久保秀幸支店長は「宇都宮大は地域事情に詳しく、エネルギー利用につ
いて高い知見を持っている」と連携に期待を寄せた。