『毎日新聞』大阪版 2006年10月6日付

教育基本法改正:大阪弁護士会、改正案に反対の意見書 /大阪


 大阪弁護士会(小寺一矢会長)は5日までに、臨時国会で審議される教育基
本法改正案に反対する意見書をまとめた。同改正案は「わが国と郷土を愛する
態度を養う」ことを教育の目標に掲げ、安倍晋三首相が最重要法案と位置づけ
ている。

 意見書は同改正案について「多様な解釈を排除し、特定の解釈を強制する恐
れがあり、子どもの精神的自由が侵害される」などとして反対を表明。徹底し
た国民的議論を行うよう求めている。同弁護士会は意見書を首相や文部科学相、
衆参両院議長らに送付する。