時事通信配信記事 2006年10月4日付 教育会議座長、野依氏に打診=首相 安倍晋三首相は3日、教育改革を官邸主導で進めるため内閣に設置する「教 育再生会議」について、ノーベル化学賞を受賞した野依良治・理化学研究所理 事長に座長就任を打診した。ただ、野依氏は難色を示している。 また、委員に門川大作・京都市教育委員会教育長が固まったほか、葛西敬之・ JR東海会長、池田守男・資生堂相談役らも起用する方向で調整している。委 員は各界の有識者10人程度で、首相や塩崎恭久官房長官、伊吹文明文部科学 相も参加する。 首相は先の自民党総裁選で「公教育の再生」を掲げ、教育改革を政権の最重 要課題の1つと位置付けている。同会議では、学力の向上や規範意識を持たせ るための具体策を検討し、来年3月までに結論をまとめる方針だ。(了) |