時事通信配信記事 2006年10月4日付

国旗・国歌、学校での指導継続=安倍首相


 安倍晋三首相は3日午後の衆院代表質問で、卒業式などでの国旗への起立と
国歌斉唱を教職員に義務付けた東京都教委の通達を違憲とした9月の東京地裁
判決に関連し、「今後とも全国の学校で指導が適切に行われるよう取り組んで
いく」と述べ、教育現場での国旗掲揚と国歌斉唱の指導を継続する方針を表明
した。共産党の志位和夫委員長らへの答弁。

 志位氏が「(地裁判決は)良識のある当然の判決」と首相の見解をただした。
これに対し、首相は「学校教育で国旗、国歌の意義を理解させ、尊重する態度
を育てることは重要だ。学習指導要領を踏まえ、都は適切に判断し、対処して
もらっている」と述べ、都側を擁護した。(了)