『日本経済新聞』2006年9月27日付

大学発ベンチャーの成長踊り場、黒字54%に減少・日経調査


 大学発ベンチャー企業の成長に鈍化の兆しが見え始めている。日本経済新聞
社がまとめた「大学発ベンチャー企業調査」によると、2005年度の経常損益が
黒字(トントンを含む)となった企業は全体の54.6%となり、昨年調査より
3.6ポイント低下した。人材不足や販路開拓の遅れに加え、主力の医療・バイオ
系ベンチャーが伸び悩んでいることが大きい。(詳細を27日付日経産業新聞に)

 調査は日経リサーチの協力で、技術や人材などの面で大学が母体とみられる
企業1080社に調査票を郵送、251社から回答を得た。回収率は23.2%。