時事通信配信記事 2006年9月21日付

教基法改正阻止で一致=4野党国対委員長会談


 民主、共産、社民、国民新の野党4党の国対委員長は21日午前、国会内で
会談し、自民党の安倍晋三総裁が成立に意欲を示している教育基本法改正案に
ついて、26日召集の臨時国会での成立阻止に全力を挙げることで一致した。

 同法案は先の通常国会で継続審議となっている。会談では、共謀罪を創設す
る組織犯罪処罰法改正案と、憲法改正手続きを定める国民投票法案にも反対し
ていくことで合意した。

 また、野党の共闘態勢強化のため、今後は国民新党も国対委員長会談の正式
メンバーに加えることを確認。さらに、社民党が党首会談開催を提案したのに
対し、民主党の渡部恒三国対委員長は「小沢一郎代表も前向きだ。なるべく早
く開きたい」と表明。4党間で日程調整に入ることになった。(了)