『東奥日報』2006年9月19日付

弘大と弘前市が連携協定を締結


 弘前大学と弘前市は19日、同市のシティ弘前ホテルで、地域社会の発展と人
材育成に寄与することを目的とした「弘前大学と弘前市の連携に関する協定書」
に調印した。協力事項は教育、文化育成、産業振興、まちづくり、学術研究、
健康・医療、自然・環境、その他−の8項目。地域の大学と地元自治体がさらに
密接に連携し、諸問題に取り組むことになる。

 調印式は弘大が主催した産学官連携フェア「見てみて、聞いてみて、触って
みて、弘前大学」の席上で行われた。約150人が見守る中、弘大の遠藤正彦学長
と相馬〓一(しょういち・〓は「金」ヘンに「昌」)市長が全4条で構成する協
定書に署名、調印した。遠藤学長は「社会貢献も大学の使命。地元の支援をい
ただきながら発展したい」、相馬市長は「弘大との協力関係を深め、その成果
に期待している」と、それぞれ抱負を述べた。

 協定の有効期間は2007年3月末までだが、両者から異議申し立てがない場合、
1年ごとに自動更新する。