『毎日新聞』岡山版 2006年9月12日付

教育基本法改正:反対シール多数、381人投票−−岡山 /岡山


 国会で継続審議となっている教育基本法改正の是非を問おうと、「教育基本
法を考える市民の会」(代表・野田隆三郎岡山大名誉教授)が、岡山市表町2
の天満屋岡山店前のアリスの広場で、買い物客らにシール投票を実施した。

 同会メンバーが9日午後1〜3時にチラシとシールを配り、計381人が投
票。「変えない方がいい」に張ったのは218人で、「変える方がいい」とし
た118人を大幅に上回った。「わからない」は45人だった。

 改正賛成の女性(55)は「時代にあったものに変える必要はあるのでは」、
改正反対の女性(59)は「教育から軍国主義的になるのは困る」と話した。

 野田代表は「国民は教育基本法の内容をよく知らないのが現実。まずは知る
きっかけが必要」とシール投票の意義を語った。投票結果は10日、小泉純一
郎首相や小阪憲次文科相、衆参両院議長に郵送した。【横山三加子】