『東奥日報』2006年9月12日付

産学官連携フェア19日から弘大で


 弘前大学は十九日午後一時から、弘前市のシティ弘前ホテルで、産学官連携
フェア「見てみて聞いてみて触ってみて弘前大学」を開く。

 フェアでは弘大が基本理念とする「地域貢献」の一環として、産学官連携に
関係した研究約八十件を一堂に集めて、パネル展示や発表を行い、大学の取り
組みを地域に広く理解してもらう。

 また、遠藤正彦学長が「弘前市と弘前大学の連携強化に向けて」と題して特
別講演。産学官に、金融機関も交えたパネルディスカッション「産学官金連携
による地域産業振興の新展開」も行われ、同学長や県工業会の東康夫会長、日
本政策投資銀行の今泉道雄青森事務所長、弘前市の相馬〓一(しょういち)市
長のパネリスト四人が、具体的な役割分担などについて意見交換する。

 フェアは同大学が法人化後に毎年開いており、今回が三回目。弘大地域共同
研究センターは「パネルディスカッションには弘大だけでなく、地域の関係機
関がそろい、産学官連携が盛り上がると期待している」と話している。また同
日、会場で弘前市と弘大が、教育や医療、産業振興などの連携を図るための協
力体制強化を目指した相互協力協定の調印式も行われる。

※相馬〓一市長の「〓」は「金」へんに「昌」