『高知新聞』2006年9月12日付

16日に県立大考えるシンポ 高知短大生ら企画


 再編計画が持ち上がっている県立大について、高知短大生らが企画するシン
ポジウム「みんなで考えよう 県立大の未来像」が、16日午後1時から高知
市本町3丁目の高新文化ホールで開かれる。現役の短大生や教員らが、同短大
の廃止計画やJR高知駅前への移転など県立大再編の是非を討議する。入場無
料。

 県は平成21年度に高知女子大を4学部6学科から4学部4学科にして共学
化。法務総合学部の新設(時期未定)に合わせて同短大は廃止――という再編
案を県議会9月定例会に示す。

 シンポは、短大存続運動を続けてきた学生や卒業生らが、この機会に短大へ
の思いを語り、県民の意見も聞こうと実行委(20人)をつくって準備してき
た。

 当日は同短大の仲哲生学長代理や高知北高の岡林登志郎教頭、高知大人文学
部の田村安興教授らのほか学生、卒業生ら計6人が県立大の将来像について意
見を発表。入場者との質疑応答も予定している。

 実行委の石川由美子代表は「経済的に恵まれない学生が入学するなど、短大
の役割は終わっていない。短大だけでなく県立大全体の将来について県民から
広く意見を聞きたい」と話している。