『山陰中央新報』2006年9月6日付

教育基本法改正反対の市民ネット


 県境を越えて平和憲法と教育基本法を守る運動を広げようと、島根、鳥取両
県の宗教者や市民団体のメンバーらが5日、「平和と教育を考える市民ネット
さんいん」を結成した。

 同ネットワークの構想は昨年7月、平和活動に取り組む市民グループ9団体
が島根、鳥取両県教委に対して扶桑社版の中学歴史、公民教科書の不採択を求
める要望書を提出したことをきっかけにスタート。計8回の準備会を重ねてま
とまった。

 同日、松江市内であった結成総会では、呼び掛け人の9人を代表委員として
選出。今秋の臨時国会へ継続審議となっている教育基本法改正案に反対するた
め、積極的な活動を展開する方針を確認した。また、代表委員の一人で菅原龍
憲さん(大田市)による講演もあった。

 入会の問い合わせは、朝枝成事務局長(電話090・4658・1736)。