『東奥日報』2006年9月2日付

八戸で「タウンミーティング」


 小泉内閣の閣僚と国民が直接対話する「タウンミーティング」が二日、八戸
市の八戸プラザホテルで開かれた。小坂憲次文部科学相が、教育改革をテーマ
に参加者約四百人と対話し「教育基本法の見直しが、教育改革の第一歩となる」
と強調。終了後の記者会見でも、次期政権発足後の臨時国会で同法改正を成立
させるべきだとの考えを示した。

 本県でのタウンミーティング開催は四回目。同日は、横浜市でも開催。小泉
内閣によるタウンミーティングは今回が最後となった。小坂文科相のほか、中
央教育審議会委員で兵庫教育大学長の梶田叡一氏、ジャーナリストの細川珠生
氏が出席した。

 小坂文科相は、義務教育の構造改革や教育基本法改正案の概要を説明。「教
育基本法は一九四七年に制定されたが、現在、社会環境が大きく変化している」
と改正の必要性を述べた。