時事通信配信記事 2006年8月25日付

重点は教育改革=安倍氏の政権構想


 自民党総裁選に出馬する安倍晋三官房長官は24日、政権構想の骨格を固め
た。憲法改正を前面に掲げるほか、教育改革を重点に掲げて、官邸主導で取り
組むとし、首相直属の有識者会議設置を盛り込む。

 安倍氏の構想は、保守主義的な国家観に裏打ちされているのが特徴。教育改
革では「教育の再生を通じた誇りの持てる国づくり」を目的に、「子どもの学
力とモラル向上」を重視する。新設する有識者会議で、学習指導要領の見直し
を進め、教員免許の更新制度導入などを検討する。また、低所得者の子どもで
も高水準の教育を受けることが可能となる「教育バウチャー(利用券)」制度
導入を掲げる。(了)