『毎日新聞』熊本版 2006年8月23日付 包括協定:県立大と小国町が締結 小中一貫教育で連携も /熊本 熊本県立大(熊本市月出3、米沢和彦学長)は、自治体や企業と連携して地 域の課題を解決する包括協定を小国町と締結した。自治体との締結は初めてで、 今後、教育問題を中心に協議を始める。 同大は自治体や企業、地域などの活性化を狙い、人材育成や産業振興、地域 づくりなどに取り組む包括協定制度を今年度に作った。小国町は、町内の6小 学校1中学校を08年度にも1小学校1中学校に統合する方針。同大と協定を 結び、町独自の小中一貫教育を模索したいとしており、統合後の小学校跡地利 用などのまちづくりにも連携を広げる。 米沢学長は「企業も含め、できるだけ多くのところと協定を結びたい」と意 欲を見せている。町行政経営局は「大学の知的財産をまちづくりに生かしたい」 と話していた。【谷本仁美】 |