共同通信配信記事 2006年8月17日付

教育基本法改正を批判 全教の教研集会始まる


 不登校など子どもの抱える課題や授業方法について話し合う全日本教職員組
合(全教)の教育研究全国集会が17日、埼玉県所沢市での全体集会を皮切り
に始まった。

 約2600人が参加した全体集会で石元巌委員長があいさつし、教育基本法
の改正案について「内心の自由を踏みにじり、政府の思うままに教育を支配で
きる仕組みをつくるものだ」と批判した。作家藤本義一氏が講演した。

 18日からは、さいたま市などで29の分科会を開催。関数を使って消費者
金融の利子を計算する数学の授業や、水の循環を血液循環に例えて教える環境
教育の実践など、約400の報告が予定されている。