『毎日新聞』大分版 2006年8月12日付

大分大:時間外・休日労働で未払い /大分


 大分大は11日、今年1〜4月の職員の時間外・休日労働で、約400人中
140人に総額1924万円(計8554時間)の未払いがあった、と発表し
た。大分労働基準監督署の指導に基づく実態調査で明らかになった。

 勤務表上の退庁時間と、パソコンの稼働時間の違いから、実態を調べた。全
学部・部署にまたがっているという。未払い分は支給する予定。

 04年に法人化されてから、日4時間、月45時間、年360時間を限度と
した労使協定を定めたため「過少申告」したらしい。同大は「一層の合理化を
図り、不要な残業は極力減らすが、協定が実態に合わぬものなら改める」とし
ている。