『下野新聞』2006年8月10日付

宇都宮で教育改革フォーラム 来月10日、文科省


 文部科学省は九日、教育基本法の改正や現在取り組んでいる義務教育の構造
改革などをテーマにした「教育改革フォーラム」を九月十日に宇都宮市内で開
催する、と発表した。

 フォーラムは、二〇〇三年五−六月に北海道や新潟など全国五会場で開催。
今回は三年ぶりに宇都宮と岡山の二会場で初めて開く。先の通常国会で継続審
議となった教育基本法改正案などが取り上げられる予定だ。

 宇都宮会場の宇都宮グランドホテルには中教審委員でエッセイストの見城美
枝子さんのほか、県PTA連合会役員や宇都宮大教授らも出席する。

 中教審は今年七月、教員の資質向上策として十年ごとの講習を修了しないと
免許が失効し教員を続けられなくなる「免許更新制」導入と、教員の再教育や
即戦力となる新人教員を養成する「教職大学院」創設などを文科相に答申した。

 これを受け文科省は来年の通常国会に教員免許法の改正案を提出する方針で、
更新制は〇八年度以降に、教職大学院も同年度に第一号が誕生する見込みだ。