『毎日新聞』愛媛版 2006年8月3日付 愛媛大:南予活性化へ「対策協」 学部横断的な新組織設立 /愛媛 愛媛大は2日、学部横断的な新組織「南予活性化対策協議会」を設立した。 樋口富壮・社会連携担当理事を会長に法文、教育、農学の各学部長と産業科学 技術支援センター、地域創成研究センターなどの責任者らが参加。南予活性化 へ多面的な研究・教育活動を行う。 当面は農学部や地域創成研究センターを中心に、一次産業の発展やまちおこ しをするため、地域にどんな研究の需要があるかを探り、バイオマス部会や水 産部会、植物工場部会など約10の下部組織を作って研究をする。 小松正幸学長は「南予は高齢化や過疎が進み、多くの課題を持つ地域社会の 代表例」と説明。地域の総合大学として、全学で学術的支援をしたいと語った。 先月20日には南予出身の学生約40人を集め「ガンバレ南予 学生ミーティ ング」を開いた。小松学長が「夏休みに南予の課題や現状を観察し、自分が出 来ることをリポートにまとめ、提出してほしい」と呼びかけた。【古谷秀綱】 |