『朝日新聞』2006年7月24日付

民主が教育集会 基本法改正民主案アピール


 民主党は24日、東京都内で教育問題を考えるシンポジウムを開き、5月に
通常国会で提出した日本国教育基本法案について識者らと討論した。今後、各
地で同様の集会を開き、継続審議となっている同法案の成立に向けて国民的論
議を巻き起こす考えだ。

 教育集会は、自民党の総裁選に注目が集まる閉会中に民主党の存在感を強調
する狙いもある。この日のシンポジウムでは、党教育再生本部長の鳩山由紀夫
幹事長が「教育の柱である教育基本法を見直すことで、いくつかの問題に解答
を見いだせる。我が党と政府の案の違いを見て頂きたい」とあいさつした。討
論では、ジャーナリストの桜井よしこ氏らから「民主党案は、家庭を教育の原
点と位置づけ、原点に立ち返る重要性を指摘した」などと評価する声が上がっ
た。