『河北新報』2006年7月20日付

秋田銀・秋田大 産学振興へ連携 研究の事業化促進


 秋田銀行と秋田大(ともに秋田市)は19日、大学研究の事業化や地元企業
との相互連携を図ることなどを目的とした連携協力協定を結んだ。

 秋田大で行われた締結式では、秋田銀行の新開卓頭取と秋田大の三浦亮学長
が協定書に署名。新開頭取は「大学が持つ研究成果などの資源とわれわれの持
つ企業情報とをうまく生かし、地元企業のニーズに応えていきたい」、三浦学
長は「互いの豊富な人材と情報を生かした相互連携により、秋田の活性化につ
なげていきたい」と語った。

 協定は、大学と銀行の連携窓口を一本化することで、より組織的で効率的な
活動を実現するのが狙い。新技術や新規事業分野に関する情報交換など5項目
が連携内容で、人材の交流も積極的に行い、銀行と大学の立場で産学振興を図
る。