『下野新聞』2006年7月19日付

憲法、改正など強く訴え 宇都宮で自民がシンポ


 自民党の「憲法・教育基本法改正シンポジウム」が十八日、宇都宮市内で開
かれ、同党憲法調査会長の船田元衆院議員や文教制度調査会長の河村建夫衆院
議員らが党の方針を報告した。

 同党の中央政治大学大学院(愛知和男学院長)が主催したもので、仙台市に
続き本年度二回目の開催。

 憲法改正について講演した愛知氏は「現憲法は今の国会の議決を経ていない。
国民投票にもかけずに今日まできてしまった」と問題点を指摘。船田氏は「憲
法改正の法律的な手続きを六十年間も決められなかったのは、国会の怠慢だ」
と述べ、今秋の臨時国会で国民投票法案を可決させることに意欲を示した。

 また、衆院の教育基本法特別委の委員長を務める森山真弓衆院議員は「教育
問題を話すと必ずぶつかるのが教育基本法の問題だ」と、同法改正の重要性を
強調。河村氏も「(自民党案を)さらに修正することもやぶさかではないと思っ
ている。国民的議論を大いに盛り上げ、ぜひ臨時国会で成立させたい」と、参
加者に理解を求めた。