『信濃毎日新聞』2006年7月12日付

信大キャンパスに「学生起業家支援オフィス」誕生


 信大の経営大学院とイノベーション研究・支援センターは11日、長野市の
若里キャンパス内に「学生起業家支援オフィス」を開設した。当面、すでに起
業している同大学院の学生2人が入室。今後も、起業を目指す在学中の経営大
学院生らを受け入れ、大学発の学生ベンチャーを支援する。

 オフィスは経営大学院内の1室で、約20平方メートル。経営大学院の教員
やイノベーション研究・支援センターのスタッフが経営面で支援するほか、工
学部スタッフが技術的な助言をする。定員は決めていないが、入室希望が増え
れば別のスペースを確保する方針。企業が黒字になった段階で退室してもらう
条件だ。

 この日は関係者が出席し、経営大学院の正面玄関に看板を設置するセレモニー
を行った。記者会見したイノベーション研究・支援センターの樋口一清センター
長は「開設は教育の一環。経営を学びながら実践する学生を支援したい」と述
べた。