共同通信配信記事 2006年7月11日付


9月29日に臨時国会召集へ
 与党、教基法改正を優先

 与党は11日、9月20日投開票の自民党総裁選を受けて新たな首相の指名
選挙などを実施する臨時国会を同29日に召集する方向で調整する方針を固め
た。通常国会で積み残した重要法案のうち、教育基本法改正案の成立を最優先
に取り組む構え。会期は12月15日までの78日間とする案が浮上している。

 小泉純一郎首相(党総裁)は11日の役員会で9月29日の召集を軸に「衆
参両院で今後、調整を進めてほしい」と指示した。自民党は当初、同25日の
召集を検討したが、民主党がこの日に代表選を実施することを踏まえ、遅らせ
た。

 自民党は9月20日の新総裁選出後、22日か23日に党役員人事を断行。
政府は29日の閣議で内閣総辞職を決定、同日召集の臨時国会で首相指名選挙
が実施され、同日中にも新内閣が発足する見通しだ。