『四国新聞』2006年7月10日付

産学連携へ協定−高松信金と香川大学


 高松信用金庫と香川大学は十日、連携協力の協定を締結した。大学が持つ研
究成果や技術力と同信金が融資する企業のニーズを結び付けて企業の技術開発
を支援するなど、産学の連携を強化して双方の地域貢献につなげる。

 主な協定内容は、▽企業側ニーズと大学シーズのマッチングによる共同研究
の推進▽インターンシップによる人材育成▽大学発ベンチャーの育成―など。
同信金では、香川大生のインターンシップを二〇〇〇年から開始しており、昨
年までに三十二人受け入れ。今後は、企業が期待する人材像を大学教育に反映
するなどしていく。

 この日は香川県高松市幸町の香川大で調印式があり、伊賀三千広理事長と一
井真比古学長が協定書にサインした。一井学長は「情報を共有することで、教
育の質向上にもつなげたい」とあいさつ。伊賀理事長は「連携を幅広くアピー
ルし、さまざまな企業から相談を受けられるようなシステムを作りたい」と述
べた。