共同通信配信記事 2006年7月7日付

市場化テストで監理委発足 公共サービス改革法が施行


 政府は7日、公共サービスの担い手を官民競争入札で決める市場化テストの
実施手続きを定めた「公共サービス改革法」に基づき、入札対象事業の選定や
実施状況監視を行う「官民競争入札等監理委員会」(委員長・落合誠一東大大
学院教授)を発足させた。

 同日午前、委員会事務局で看板掛けを行った中馬弘毅規制改革担当相は「お
役所仕事を民間に移し、新しい日本の行政体制に組み替えていく。新たな取り
組みに頑張ってほしい」と、市場化テストの本格実施に向け、職員を激励した。

 市場化テストは国や地方自治体が行っている各種公共サービスを、官民が競
争入札で競う仕組み。