『日本経済新聞』2006年7月6日付

大学の産学連携収入24%増、東大トップ・05年度


 大学や高等専門学校などが2005年度、企業との共同研究などの産学連携で得
た収入は総額1588億円で、前年度比24.4%も増えたことが6日、文部科学省の調
査結果で分かった。各大学が外部資金の獲得に力を入れていることが背景にあ
る。収入最多は東京大で2位の京都大の2.3倍に達するが、伸び率では私大や地
方の大学も健闘している。

 文科省が調べたのは、大学などが企業との共同研究や企業の委託を受けて行っ
た受託研究で得た収入。国のプロジェクトに企業と共同参加して国から受け取っ
た研究費なども含むが、治験による収入は除いている。調査は国公私立の大学、
高専、大学共同利用機関を対象に実施、966校・機関の回答を得た。