西日本放送 2006年6月27日付

香川大学がサービス残業で是正勧告 


 香川大学が事務職員に違法なサービス残業をさせていたとして労働基準監督
署から是正勧告を受けていたことが分かりました。

 賃金が未払いとなっていたのは香川大学の職員595人のおよそ5万時間分
で、去年3月に労働基準監督署からの指摘を受け、未払い分およそ1億320
0万円を支払ったということです。

 大学の説明によりますと独立行政法人化されたおととし4月からのおよそ半
年間は国立大学時代と同じ一人あたり月14時間の予算を各部署に配分してい
ました。

 しかし、予想以上に仕事量が増加したため申告書類を書き換えるなどして残
業時間を圧縮していたということです。

 大学側では同じ年の下半期からは適正な賃金の支払いを行っていますが、今
後はより適正な労務管理を図りたいとしています。