『内外教育』メールマガジン 2006年6月23日付

教基法改正で来月から対話集会=自民総裁選での埋没回避狙う−民主


 民主党は7月中旬から、秋の臨時国会での教育基本法改正案の審議再開に向
けて、全国各地で対話集会を開催する。通常国会で継続審議となった同党の独
自案への理解を得るとともに、教育改革という関心の高いテーマで国民的な論
議を喚起することで、9月の自民党総裁選による埋没を回避する狙いもある。

 初回は東京で開催。臨時国会召集までに全国11の衆院比例代表ブロックを
一巡する。同党は対話集会の開始に当たり、「教育再生本部」(仮称、本部長・
鳩山由紀夫幹事長)の設置を決め、独自案の解説書作成を進めている。

 民主党の独自案については、自民党内にも「与党案より良い」との声がある
一方で、民主党を支援する日教組からは反発の声も出ており、同党は対話集会
を通じて、各界各層への理解を広げたい考え。