『毎日新聞』2006年6月22日付 筑波大:「博士課程1年で修了」…来年度から導入 筑波大(茨城県つくば市)は22日、通常3年かかる大学院の博士課程を1 年で修了できる「社会人のための博士後期課程早期修了プログラム」を来年度 から導入すると発表した。最短1年で修了するカリキュラムを導入するのは、 国内の大学院では初めてという。 修士課程修了後に企業などの研究所に入り、時間的、経済的な問題で博士号 取得をちゅうちょしている優秀な研究者らに機会を与える狙い。 対象は数理物質科学、システム情報工学、ビジネス科学の3研究科。個別の カリキュラムを作り、達成度評価システムを導入。入学時、中間審査(入学後 4カ月以内)、予備審査(同8カ月以内)で、学位にふさわしいレベルに達し ているか評価する。募集は若干名で、社会人対象の入試合格者で希望する人が、 学内審査で入る。【石塚孝志】 |