『読売新聞』2006年6月13日付

筑波大職員50人、残業手当未払い…労基署が是正勧告


 筑波大(茨城県つくば市)が事務職員約50人について今年1月分の残業手
当を支払っていなかったとして、土浦労働基準監督署から是正勧告を受けてい
たことが12日、わかった。

 不払いがあったのは、財務担当職員。監督署が2月に立ち入り検査をし、職
員が大学に申告しているより実際には長く働いている「サービス残業」があっ
たことが判明した。

 大学は2004年12月にも、監督署から「労働時間を適正に把握していな
い」と指導を受けている。大学は、勧告を「重く受け止めている」とし、全事
務職員約1200人を対象に緊急アンケートを行い、同様の不払いがなかった
かを調べている。