『朝日新聞』2006年6月13日付

筑波大に職員向け保育所 付属病院が協力


 筑波大は、職員の子どもを預かる保育所を学内に設置する。給食や健康管理
に筑波大付属病院が協力するのが特色で、11月開所を目指している。同大に
よると、保育所を設置している国立大学は現在、25ほどあり、法人化によっ
て設置しやすくなったという。

 保育所を設置するのは、付属病院近くにある追越学生宿舎(茨城県つくば市
天久保2丁目)の共用棟。昨年廃業した食堂の跡約660平方メートルを改修
し、運営は業者に委託する。学齢期前の同大職員の子どもが対象で、保育時間
は月〜土曜の午前7時〜午後9時。以前から、付属病院の看護師に学内の保育
所を要望する声が強く、検討を進めてきたという。

 保育所には看護師1人が常駐するなど、乳幼児の健康管理には付属病院のス
タッフが協力。給食やおやつを付属病院の調理室を使って提供する。医学・看
護を学ぶ学生の実習の場、学生ボランティアの受け入れの場などとしても活用
する計画だ。

 同大人事課が、保育所への提言と保育所につける名前を募っている。