『毎日新聞』2006年5月28日付

教育基本法改正:反対決議など採択−−県教組定期大会 /山口


 県教職員組合(井上寿幸執行委員長)の第72回定期大会が27日、山口市
の県教育会館で開かれ、教育基本法の改正に反対する特別決議などを採択した。
組合員約100人が参加した。

 大会宣言では、学校現場の現状を「今、学校は多忙を極めている。私たち教
職員は体と心と、命まで削って働いている。そのうえに『教員評価制度』。教
職員を分断し、物言わぬ教師をつくろうとしている」と指摘。その上で「一人
では、つぶされそうな困難も仲間と手をつなげば、展望が見えてくる。仲間と
ともに目の前の現実を変革していこう」と、連帯を強調した。【住田里花】