『日本経済新聞』2006年5月26日付

東大、パソコンや文房具などネット調達


 東京大学はパソコンや文房具のインターネットでの調達を始める。ネット上
に複数の販売業者を集めた電子市場を開き、価格競争させて購入コストを下げ
る。初年度5億円以上のコストを削減し、減少が続く国からの運営交付金を補う。
国立大学で同様のシステムを導入するのは珍しいという。

 NTTコミュニケーションズのシステムを利用し、6月1日に「UT購買サイ
ト」を開設する。購入できるのはパソコンやプリンターなどOA機器やボール
ペンやハサミといった文房具など計4万種類。大学生協や事務用品メーカー、大
手安売り家電店など13社が参加する。各社のカタログを掲載し、価格を比較し
て注文できる機能を持たせた。東大はこれらの用品を年間50億円以上購入して
いる。