『河北新報』2006年5月26日付

宮教大学長選考 候補者2人を選出 初の公募


 宮城教育大(仙台市青葉区)の学長選考会議は25日、横須賀薫学長の任期
満了(7月31日)に伴う次期学長選考で、候補者2人を選んだと発表した。
6月7日に学内で候補者の「立会演説会」が行われ、選考会議が同月中旬まで
に新学長を決める見通し。

 候補者は青木守弘・宮教大教授(62)と高橋孝助・宮教大理事(62)。

 今回の選考作業で、東北の国立大として初めて候補者を公募。学外からの3
人(うち女性2人)を含め5人が名乗りを上げたが、書類審査や面接で学内の
2人に絞り込んだ。

 演説会は2人の候補者が教職員に大学運営に関する抱負を表明。9、12日
に教職員による「意向投票」があり、選考会議が投票結果を踏まえて最終決定
する。

 選考会議は学内の教育研究評議会メンバー3人と、経営協議会の外部委員3
人で構成。従来、国立大の学長は学内選挙を実施していたが、2004年の独
立行政法人化に伴い、選考会議が決める方式に変更された。