『愛媛新聞』2006年5月22日付

教育基本法の「改悪」反対パレード 松山


 「教育基本法・憲法の改悪をとめよう!5・21えひめ集会」が21日、松
山市湊町7丁目の市総合コミュニティセンターであり、一般県民や市民団体、
政党、労組の関係者ら約200人が参加した。

 大内裕和・松山大人文学部助教授(教育社会学)が政府・与党案の問題点を
解説し、街頭デモで「教育基本法改悪反対」とアピールした。

 与党は11日に教基法改正案を国会に上程、衆院教基法特別委員会が近く審
議を開始する見通し。「教育基本法の改悪をとめよう!えひめ連絡会」は会期
末(6月18日)までの1カ月が山場とみて、県民世論を高めようと集会を催
した。

 市民団体の申し入れが「教育への不当な支配」とされかねないなど具体事例
を挙げて反対運動強化を訴えた。

 参加者からは「天皇のために死ねと教えられた教育勅語の復活と同じ。安保
闘争のような反対運動が必要」などの意見が出され、法案成立阻止に向けたア
ピールを採択した。

 集会後、伊予鉄道市駅前広場まで約1・5キロをデモ行進。「改悪反対」な
どと気勢を上げ、法案の問題点を解説するチラシを配った。