『四国新聞』2006年5月16日付

香川大、学業優秀者の特待生制度創設


 香川大(一井真比古学長)は本年度から、学業優秀者の授業料を免除する特
待生制度を創設した。優れた学生を支援して研究の活性化を図るとともに、受
験生に香川大の特色としてアピールし、入学志願者の増加につなげるのが狙い。
教育・学生支援室によると、学業優秀者に対する特待生制度は四国の五国立大
で初めて。

 特待生は、学部長や研究科長が学業成績、人物ともに優れていると推薦した
学生が対象。推薦を受けた学生の中から、六月に開く学生生活委員会で選定す
る。

 人数は学部が各学年二人ずつの計四十人、大学院は研究科ごと(医学系研究
科、工学研究科は課程ごと)に計十六人。特待生に選ばれると、当該年度の後
期授業料の全額が免除になる。学部・大学院とも一年次の学生は対象外。学費
免除に加えて学長表彰も行う。このほか、スポーツなど対外活動で顕著な実績
を残した学生若干名も特別枠として予定している。

 免除となる後期授業料は、学部・研究科が二十六万七千九百円(夜間主の学
生は十三万三千九百五十円)、連合法務研究科が四十万二千円。