『八重山毎日新聞』2006年5月14日付

八重山地区労「教育基本法改正」と「共謀罪」で街頭署名、集会を開催へ


 八重山地区労働組合協議会(大浜明彦議長、地区労)は11日の幹事会で、教育
基本法改正と共謀罪の新設に反対する街頭署名を22日、集会を23日にそれぞれ
行うことを決めた。同協議会では、加盟する単組の一部がすでに署名活動に取
り組んでおり、反対の動きを広げていきたい考え。

 23日の集会は午後6時から大川公民館で開催し、識者らによるパネルディスカッ
ションなどを予定している。

 22日の街頭署名は午後6時から市内の大型店で行う。

 政府は先月28日、「愛国心」を「我が国と郷土を愛する態度」とした教育基
本法改正案を閣議決定した。同案については、郡内でも「愛国心が評価の対象
となると、戦前の教育に戻っていく」といった反対意見が出ている。

 共謀罪は、犯罪を事前に話し合っただけで罪に問うことができるものとして、
組織的犯罪処罰法に新設するもので、衆院法務委で法案の審議が始まっている。
日本弁護士連合会(日弁連)が反対声明を出すなどしている。