共同通信配信記事 2006年5月10日付

11日教基法特別委設置 与野党、16日にも審議入り


 与党と民主党は10日の与野党国対委員長会談で、教育基本法改正案を審議
する衆院特別委員会を11日に設置し、16日にも本会議で小泉純一郎首相が
出席して趣旨説明を行うことで合意した。共産、社民両党は反対した。

 また、野党が慎重審議を求めている医療制度改革関連法案と、「共謀罪」を
新設する組織犯罪処罰法などの改正案については、与党がいずれも週内の委員
会採決を見送ると確約した。

 民主党の渡部恒三国対委員長は、教育基本法改正案について「憲法に準じる
重要法案で、十分な審議時間をとるべきだ。わずかな時間で通そうとするのは
許せず、今国会で成立を図るべきではない」と注文。会談では、会期延長問題
を含む成立までの「出口論」は協議しなかった。