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時事通信配信記事 2006年4月26日付

教基法の対案目指す―民主・西岡氏


 民主党は25日夕、衆院議員会館で「教育基本法に関する検討会」(座長・
西岡武夫元文相)の初会合を開き、本格的な党内論議を開始した。焦点となる
「愛国心」を基本法の目的に書き込むかどうかでは賛否が分かれたが、西岡氏
は会合後の記者会見で、大型連休の谷間に当たる五月早々にも党内の意見を集
約し、政府案への対案を国会提出したいとの考えを表明した。

 西岡氏は会見で、28日に政府の改正案が閣議決定される見通しとなったこ
とから、来月1日に2回目の会合を開き、「かなりの時間を取って方向性を出
したい」と語った。

 25日の会合では、複数の議員から「愛国心や郷土愛、人間愛などの考えが
盛り込まれなければ改正する意味がない」などの意見が出された。これに対し、
日教組出身の神本美恵子参院議員は、教育現場での押し付けにつながる懸念が
あるとして「法律に書き込むべきことではない」と反対した。(了)