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『山陰中央新報』2006年4月25日付

定員、就職率に数値目標


 島根県立三大学を統合し、来年四月に設置する公立大学法人・同県立大学の
準備委員会が二十四日、浜田市野原町の県立大であり、運営指針となる中期目
標に、定員充足率や就職率などの数値目標を掲げることを決めた。地域連携推
進センターの設置など、地域貢献活動を充実する方針も確認した。

 同日は教職員によるワーキンググループの報告を踏まえ、中期目標の骨子案
を協議。大学間競争をにらみ、入学定員の充足率100%を目指すことを決め
たほか、就職率、科学研究費費も、今後具体的な目標値を検討する。

 さらに、成績優秀者の特待生制度の導入、地域貢献活動の窓口となる地域連
携推進センターの開設などを盛り込んだ。

 人事制度や運営組織の基本方針案も示され、三大学の全教員を法人へ移行す
る一方、事務職員は当面、県からの派遣を継続しながら、法人としての新規職
員も計画的に採用する方針をうたった。