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『北海道新聞』2006年4月21日付 鹿追町 道教大と協力協定 6月にも締結 地域振興など連携 【鹿追】北海道教育大(村山紀昭学長)と鹿追町は、地域振興や生涯学習な どの分野で連携する「相互協力協定」を六月にも結ぶことで合意した。具体的 な内容は今後、町と町内の小中高校、実際の交流相手となる道教育大釧路校が 煮詰め、覚書を交わす。 道教大は既に複数の自治体や札幌交響楽団などの団体と同種の協定を締結し ており、釧路、根室管内では六自治体と協定しているが、十勝管内の自治体と は初めて。数年前から町内の小中高と釧路校の吹奏楽部の間で交流が続いてい ることもあり、町側が働き掛け、連携が決まった。 相互協力協定案は「教育、文化、健康、スポーツの振興及び発展に関するこ と」「生涯学習社会における諸問題の対応に関すること」など六項目。音楽で の交流のほか、介護予防のための健康教室開催、学生の鹿追でのボランティア 活動、鹿追高との教育共同研究などが想定されている。 このほど釧路校の神田房行副学長と音楽担当の小沢千尋教授が町を訪れ、基 本合意に達した。 管内では本年度から、幕別町の同大サテライト教室で小中高の現職教員五人 が大学院生として学んでいる。神田副学長は「釧路、根室だけでなく今後、十 勝管内との結びつきを深めていきたい」、鹿追町の吉田弘志町長は「鹿追の教 育全体のレベルアップにつながれば」と話している。(五十嵐文弥) |