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『日刊工業新聞』2006年4月19日付

文科省、大学教育の国際化推進プログラム案件で長岡技科大など採択


 文部科学省は大学教育の国際化推進プログラムの06年度採択案件を決めた。
海外派遣費用を中心とする支援事業で、先進的な教育方法を学び、各大学の教
育改善に生かす取り組みでの採択は31件(採択率34%)。 海外大学などと
の国際連携をテーマにした取り組みは5件(6%)。 長岡技術科学大学は両取
り組みで採択された。 大学マネジメントにつながる教職員個々の教育研究力の
向上の取り組みは250人(74%)を選定した。

 先進教育方法を対象とする取り組みのうち、大学の理工系は、筑波大学の
「リスク管理共通教育中核教員団の養成」、長岡技科大の「先進的国際連携教
育プログラムの確立」、九州工業大学の「国際汎用性と通用性のある情報技術
者教育」、福岡工業大学の「国際協力型SE育成工学プログラムの開発」など。
全体でみると英語教育や医療系が多い。

 国立高等専門学校では宮城高専と鈴鹿高専がインターンシップ型の産学連携
のCOOP(コープ)教育に取り組む。 松江高専は「グローバルエンジニア養
成のためのファカルティー・ディベロップメント(FD)」で採択された。 国
際連携では、長岡技科大の「国際連携教育による実践的技術者養成―メキシコ・
ヌエボレオン州内の5大学とのツイニング・プログラム」が決まった。