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『読売新聞』2006年4月18日付

国立大など5年かけ1兆2千億円で整備…文科省


 文部科学省は18日午前、2006年度から5年間で、老朽化などで整備を
要する国立大や付属病院、研究施設など計540万平方メートルを新増築、改
修する「第2次緊急整備5か年計画」を策定した。

 経費は約1兆2000億円を見込んでいる。

 3月28日に閣議決定された第3期科学技術基本計画に基づくもので、先端
医療を担う大学付属病院約60万平方メートルの整備のほか、大規模地震で倒
壊の恐れがある国立大など400万平方メートルの耐震改修、大学院や研究施
設など80万平方メートルの新増築を対象として盛り込んだ。

 文科省は01―05年度の第1次緊急整備計画で、約1兆4000億円かけ
て、計約420万平方メートルの国立大関連施設を新増築、改修した。05年
度末時点で築25年以上の国立大など約700万平方メートルが未改修で、新
増築も300万平方メートル分が手つかずのまま残っていた。