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| 『日本経済新聞』2006年4月18日付 国立大の施設整備に１兆2000億円、文科省が５カ年計画 文部科学省は18日、国立大学の施設整備に今後５年間で最大１兆2000億円を 投じる計画を発表した。老朽化した校舎の耐震改修や手狭な研究施設解消のた めの新増築、先端医療を担う大学病院など計約540万平方メートルを整備する。 国立大施設の耐震化率は計画が達成されれば、現在の67％から85％に高まる見 通しだ。 策定したのは「第２次国立大学等施設緊急整備５カ年計画」（2006―10年 度）。現在の国立大施設全約2500万平方メートルのうち、約700万平方メートル は築後25年以上たち改修が必要。また既存施設の狭さを解消するため約300万平 方メートルを建て増す必要がある。 計画では整備が必要な合計約1000万平方メートルの中から今後５年間で整備 する対象を約540万平方メートルに絞った。内訳は(1)耐震性が極端に低かった り、再生により研究成果などが期待できる老朽施設（約400万平方メートル） (2)既存施設の狭さの解消に必要な施設（約80万平方メートル）(3)大学病院 （約60万平方メートル）。 |