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共同通信配信記事 2006年4月14日付

文化人ら基本法改正反対 「寄せ木細工」許されない


 与党が決定した教育基本法改正案に対し喜多明人早大教授や小森陽一東大教
授、作家の辻井喬さん、加藤周一さんら文化人19人が14日、法案の国会上
程に反対する緊急声明を発表した。

 声明は改正案について「法律になじまない『愛国心』や道徳律などを書き込
み、戦前と同様、行政が国民の心に介入できるようになる恐れが強い」と指摘。

 改正案の議論についても「一部議員だけの密室の協議で行い、内容も過程も
国民に知らせない。『百年の計』と言われる教育の根本原則を2つの政党の寄
せ木細工でつくり、上程することは許されない」と批判している。