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『八重山毎日新聞』2006年4月7日付

プロジェクトチームが発足/県立芸大看護大学 09年めどに法人化へ


 【那覇】県立芸術大学と看護大学の独立行政法人化に向けた「県立大学地方
独立行政法人化プロジェクトチーム」の事務所開所式が6日午後、県庁内で行わ
れた。同チームでは県行財政改革プランに基づき、2009年4月までの独立行政法
人化をめざす。

 県立大学の法人化は、両大学を一体的に管理することで自主・自立性の確保
と効率・効果的な管理運営を構築し、教育環境の確保・地域社会への貢献など
を目的としている。04年4月に地方独立行政法人法が施行されたことで地方公共
団体も独立行政法人を設立することができるようになり、大学などが独立法人
化の対象とされている。琉球大学も昨年、法人化した。

 この日の事務所開所式では、芸術大学を所管する文化環境部の伊佐嘉一郎部
長と看護大学を所管する福祉保健部の喜友名朝春部長の2人が事務所の看板を掲
示。

 伊佐部長が「地域文化の振興と地域医療の人材確保を目的とする2つの大学の
活性化を進めるため、制度や予算上の課題を解決し、スムーズな法人化に努め
てほしい」とあいさつした。

 久貝チームリーダーは「各大学の改革を進めながらいかに、沖縄の特色を打
ち出していくかが課題。教育の真価を踏まえながら、大学の地域貢献を進めて
いくのが重要だ」と述べ、両大学の法人化に向けて意欲を話した。

 同事務所は県庁内文化振興課隣に設けられ、久貝長輝チームリーダーを含む
4人で法人化に取り組む。今年、夏までには検討委員会を立ち上げて学校の統合
や2大学1法人化への方策を検討したい考え。