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『山陰中央新報』2006年4月5日付

島根県立看護短大で法人化控え、最後の入学式


 2007年4月に浜田市の島根県立大、松江市の島根女子短大との統合・法
人化を控える出雲市西林木町の県立看護短大で4日、同短大として最後の入学
式があった。

 男子12人を含む看護学科82人と、専攻科46人の計128人が入学。入
学生を代表して看護学科の原佑治さん(18)=益田市出身=が「学業に精励
し、学生としての名誉を保持する」と宣誓。看護の第一歩を踏み出した。

 瀬戸武司学長は式辞で統合・法人化に触れ「組織と名称は変わるが、看護教
育、大学の目指す目標に変わりはない」と強調。続けて「優しさと思いやりと
は何かを問い続け、時間を仲間と有効に使うことも心にとどめてほしい」と訴
えかけた。

 また、澄田信義知事は「看護短大は人間愛を建学の理念としている。多くの
出会いから人間愛の心をはぐくみ、自らの責任と判断で行動できる看護師、保
健師、助産師として活躍されるよう願っている」と激励した。