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共同通信配信記事 2006年3月31日付

44法科大学院に改善指摘/文科省、科目などを調査


 文部科学省は30日、法科大学院74校の科目や教員組織の整備状況などを
調査、44校に改善点を指摘したと発表した。このうち、姫路独協大と島根大
の法科大学院には、成績評価が甘いなど課題が多く、改善を強く促した。

 文科省によると、姫路独協大は、学生が3分の2しか出席していない必修科
目があり、出席把握の改善や成績評価の厳正化などが求められた。

 島根大は、国際法など、開設を計画していた5科目の授業が行われていない
点や、成績の評価結果が偏っている点などが指摘された。

 成績評価の改善は、姫路独協大と島根大を含め17大学が指摘された。

 また、千葉大と名古屋大に対しては改善点とは別に、法学以外の学部出身者
や社会人を入学者の3割以上とする努力規定が満たされていない点を指摘した。