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『毎日新聞』山口版 2006年4月2日付 県立大:自主運営へ一歩、法人設立式 /山口 県立大(山口市)が1日、中国・四国地方の公立大ではトップを切って法人 化し、法人設立式があった。今後、大学は県から予算編成や人事管理などの権 限を引き継ぎ、自主的な学校運営に当たる。 式には教職員や県職員ら約70人が出席。江里健輔理事長兼学長が「道は険 しいが、教職員一人一人が自覚と責任を持って運営にあたれば、前途は開ける」 とあいさつ。二井関成知事が「すべての教職員は依存から自立へと意識改革を」 と注文した。この後、江里理事長らが本館棟の銘板「公立大学法人 山口県立 大学」を除幕した。 県立大は1941年、県立女子専門学校として設立。現在は共学で、4学部 6学科と大学院の2研究科。学生数は約1400人。年間運営費約20億円の うち、県から約12億円の交付を受け、残りは授業料収入などで賄っていく。 県内では山口大が一昨年4月、全国の国立大と一斉に法人化。下関市立大も検 討中で、早ければ来年4月にも設立される。【長谷川隆】 |